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春紅葉

会社の庭がぬかるんで困るので敷石を敷く工事を入れました。

最初は大家さんから道路工事会社の見積図面をもらったのですが、
30cm角の敷石をスクエアに敷いて引き詰めるプランでした。
図面を見ているだけで冷たくつまらない感じがしたので、
盆栽家でもあった父のお弟子さんの園芸師に依頼をしました。

同じ敷石をランダムに並べ、その隙間から芝がのぞき、
玄関前は自然石で「龍の髯」という草が茂ります。

出来たばかりなのにもう懐かしい・・そんな庭が出来ました。

その園芸師さん、父の葬儀の時に泣くじゃくり、
父の棺桶の下で泣き疲れて眠ってしまった人でした。
奥さんを母は実の娘のようにかわいがり、
今も週に何度か母の様子を見に実家に来てくれています。

私が大学生の頃、その奥さんは夫婦げんかをすると家出をして
実家に泊まりに来ていました。

あまりにふさぎ込んでいる奥さんに、当時は暇で、
野球に凝っていた私はキャッチボールを強要し、
カーブとシュートを教えました。
「カーブとシュートが投げられる主婦は東京でもそうはいない!」
と励ますと笑い転げて元気になって帰って行ったものでした。

その園芸師さんが、会社の庭に贈りものをしてくれました。

背丈が1mちょっとの「紅葉(もみじ)」。

実家の僕の部屋の窓から見ると一面にもみじが茂り、
今の季節には新緑の中に赤い花が咲きます。

花は2枚羽のプロペラの形をしていて、
その真っ赤なプロペラの先に種を宿し、
茶色くなって枝から離れ、クルクルと回って地面に落ちます。

この季節、よく大切な方に新緑のもみじの花束を差し上げたりしました。

このもみじ、父と母が結婚して実家に家を建てたときに
記念に植えたもみじだそうです。
真白な幹に春には新緑、秋には真っ赤な景色を、
そして冬の始まりには地面に赤い落ち葉の絨毯を楽しませてくれます。

そのもみじの種が地面に落ちて芽を出したものを
5年かけて育ててくれた紅葉の木。
それが私の会社の庭にやってきました。

大きく育つように・・

・・大きく育つまで会社がありますように(汗)

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